新規借入、借り換え、リスケジュールなどの資金繰りのご相談について

顧問させて頂いている中で、借り入れや資金繰り関係の相談も非常に多いです。

弊所でできることを記載したいと思います。

新規借り入れのご相談

日本政策金融公庫の利用

初めて金融機関から借入する場合、中々ツテがないと一歩踏み出しにくいと思います。

中小零細企業は、政府系金融機関である日本政策金融公庫（以下、公庫といいます。）を利用されると良いと思います。（昔で言う国民生活金融公庫、いわゆる国金です。）

弊所のお客様でも多数の方が公庫との取引がありますし、特にツテが無くても利用しやすいです。

弊所には公庫の担当がついており、何かあれば密に連携できる関係性を築いております。

また、融資申し込みの際は弊所の紹介状を付けることも可能です。

申し込みのご相談

特に初めての申し込みの際には、まず弊所にご相談ください。

実際に申し込んで頂くのはお客様ご自身ですが、まず弊所の方でヒアリングしたいと思います。ヒアリング内容としては、

・融資申し込み金額や返済期間の決定

・利用する制度の確認

・提出する決算書等の確認

・提出する見積書等の確認（設備資金の場合）

特に設備資金の場合は見積書の添付が必要で、実行後には見積書通りに支払う必要があるので注意が必要です。

また、返済可能なプランを立てるもの重要です。

現状の返済原資、将来の状況等を加味してご相談させて頂きます。

公庫以外の金融機関での融資

少し事業規模が大きくなると、公庫だけでは不安が残ります。民間金融機関との取引も視野に入れて、資金調達を行うべきです。

都市銀行でも構わないのですが、中小零細企業の場合は、地元の地方銀行や信用金庫との取引を行った方が良いでしょう。

金融機関の営業マンが飛び込みしてくることも多いようですが、知り合いの社長などに紹介してもらうとスムーズです。

弊所でもいくつか民間金融機関をご紹介することも可能です。

借り換え、リスケジュールのご相談

借り換え

特に運転資金で借りていると、返済が進むと資金が足りなくなってきます。

返済資金を税引後利益でできると良いのですが、中々そこまでの利益が上がらないことが殆どです。

返済期間の半分程度過ぎたところで借り換えを申し込み、運転資金の回復を行います。

「せっかく減った借金なのに、また借り換えして借金が増える・・・」と一見悪い印象がありますが、赤字資金でない限り悪い借金ではありません。

また、毎月の元本返済が重く感じている場合も借り換えはとても有用です。

借り換え時には返済期間を見直しすることにより、今後の資金繰りに関しても無理なく運営するように変更も可能です。

リスケジュール

リスケジュール（以下、リスケといいます。）は、返済条件の見直しのことです。

例えば5年返済だったものを7年返済にして元本返済を軽くするとか、１年間元本据え置きで利息のみ支払うようにするとか、借入の条件変更です。

リスケの注意点としては、一度リスケを行うと、原則追加融資が難しくなるという点です。信用情報にキズが付くイメージでしょうか。

なので、リスケするよりは借り換えをお勧めします。

弊所のお客様でもリスケ希望だったのを、上記のリスクをお話して借り換えに変更したこともあります。

また、リスケするときには経営改善計画が必要なのもネックです。

資金繰りが悪いからリスケするので、経営改善のプランがないと金融機関もウンとは言わないですよね。

まとめ

弊所では、定期的にお客様の財務状況を確認しています。

・〇か月後には資金ショートしそう

・売掛サイトが長い先がある

・資産の購入は現金or銀行借入orローン会社orリース、どれが良いのか？（→このご相談は多いです。）

・税金関係の支払い予定は？

何かしらアドバイスできることはあると思います。

会社の状況を見ながら、ご相談に応えていきたいと思います。

何か事を起こす前には是非ご相談頂ければと思います。

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