プロ野球選手って案外お金が残らないものなんですね。

 

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こんにちは。札幌の税理士よっしーこと吉田です。

よっしーってどんな人?って興味が湧いたら是非プロフィールをご覧ください^^

札幌の税理士吉田匡の自己紹介

最近ホリエモンこと堀江貴文さんがお勧めしてたあるマンガを読んでます。

その名もグラゼニ!

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野球漫画ですが、スポ根系でもなく青春系でもなく、プロ野球のオ・ト・ナの話。

どういう話なのかというと、「グラウンドには銭が落ちている」ということでグラゼニ。

野球とゼニの話じゃ~(^O^)/

野球とゼニの話を語れるのは、元高校球児で今は税理士の私しかいないんじゃないか?って大げさですね(笑)

超リアルで面白いです。マジで。

プロ野球って華やかな世界って思ってません?

確かに華やかです。でもたくさんの年棒をもらっている人は一握りの選手だけ。

ちなみに日ハムの野手陣だと、

年棒1億円以上の選手は33人中5人。

逆に年棒1,000万円以下の選手は33人中18人も。

確かに一般の人よりも給料は高いです。18歳とか22歳の人で500万円とか。ちょっと活躍して1,000万円とか。

仮に年棒3,000万円の選手が15年現役を続けたら、総年棒4億5,000万円。

サラリーマンの生涯年収が2億円と言われている時代に4億5,000万円ってすごい!

ってわけにはいかないんですよね。

プロ野球選手がお金が残らない理由

年棒3,000万円の税金は高いです。経費を一切考えないとすると50%くらいとられる可能性もあります。

だとすると4億5,000万円×50%=2億2,500万円!

税金払った残りは2億2,500万円!

ひゃーーー(´▽`)

サラリーマンの生涯年収2億は40年で割ると年棒500万円。これはそれほど税金は高くありません。ザックリ10%くらい?

だとすると2億×10%=1,000万円

税金払った残りは1億9,000万円!

サラリーマン、けっこう残るのね。

引退後はコーチとか解説者になれる訳ではない

これはもうタイトルそのまま。

コーチや解説者はそれなりの実績を上げた人がなる場合が多いです。

年棒3,000万円前後の選手にはお呼びもかからないかも知れません。

そもそもプロ野球選手は選手生命が短いです。

今私は36歳。(一応松坂世代ですけど)

36歳で現役に残っている人ってそうたくさんはいません。ある情報によると3/4は既に引退しています。

残っているのは本当に一流と言われる選手か使い勝手が良い選手。

引退で一番多いのはケガもありますがほとんど戦力外通告。

小さいころから野球漬けの毎日、仮に高卒でプロ入り、5年目くらいから一軍に出始め、30歳くらいで戦力外通告されたとしたらいったいいくら稼げたのか?

二軍の間は給料も低いし一軍に上がってそれなりの成績を残さないと年棒3,000万円には届きません。

先ほど書いた4億5,000万円稼いで税金払った残りが2億2,500万円。これに届くかどうか・・。

2億2,500万円残ったとしても日々の生活レベルも高いし、1億円も残っていないかも知れません。(そもそも経費を考慮してない前提ですし)

そうすると30歳で戦力外通告、貯金残高1億円以下、来年からの収入は0円。ということにもなりかねない。

中途半端な活躍で解説者やコーチにもなれないとしたら・・・。(ちなみに解説者やコーチになっても永久に雇われるわけではないのでそちらも厳しい世界のようです。)

途中ケガでもしたら即二軍落ち。復帰が遅かったり年齢によっては戦力外。全然稼げないまま引退・・。

厳しいぃぃーーー!!

そういうことを赤裸々にリアルに描かれているマンガ、グラゼニ。

でも、これって自分たちにも当てはまるんじゃないの?って思った。

サラリーマンでも社長でも年収が保障されている訳ではない

仮に一部上場企業のサラリーマンでも、どこかの会社のように上場廃止になるかも知れない。

40代半ばの働き盛りに肩たたきにあうかも知れない。

そうなると再就職は難しい。

社長や個人事業主にしても、取引先が倒産して今後の売上の減少や貸倒を被るかも知れない。うまく事業が回らなくなるかも知れない。

そう考えるとプロ野球と同じ。

ただプロ野球選手と違うのはケガがほとんどないということと、稼働年数が多いということ。

にしても安泰じゃない。

現状に満足して努力を怠っていると、いつかクビ切りという戦力外通告、業績悪化という戦力外通告がくるかも知れないのです。

だから今できることは、

常に一軍で活躍できるように自分の能力を高めたり対戦相手(市場)のことを分析したり、努力を怠らないことです。

でもそれでも人生の戦力外通告という憂き目にあうかもしれない。

世の中には絶対なんてないからそうなってしまったら・・・しょうがない。とさえ思ってしまいます。

今できること。それはコツコツ頑張ることなんじゃないかなって思います。

あとやっぱりその道のプロになるってことは、センスが必要なんだなって(笑)

だって、私も野球やってた時にチームメイトの送球とかバッティングとか見て、

絶対コイツには勝てん!!って思ってたもん。

余談ですが、グラゼニの主人公、凡田夏之助みたいな人、めっちゃ好きです。

(その理由は凡田夏之助は選手名鑑を見るのが好きでほぼ全選手の年棒が頭に入っているところとか)

ということで・・・

 

 

 

 

 

税金で困っているプロ野球選手、元高校球児税理士のよっしーがお待ちしております!!!(笑)

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 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
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