税理士報酬ってどうやって決まるの?を考えてみた。

 

 経営相談・税理士業務

こんにちは。札幌の税理士よっしーです。

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今日のブログは個人的な宿題その2なんですけど、テーマは、

税理士報酬ってどうやって決まるの?

税理士は原価の無い商売です。

税理士は原価のほとんど無い商売なので、利益率を設定するという考え方がありません。

周りの税理士の相場とか、自分は時間単価いくら欲しいとか、結局そういう決め方になってしまいます。

大雑把ですが、私も自分の中の時間単価と責任(リスク)、もちろん相場も見て決めます。

結論からいうとその事務所によって違うということです。

だから、

・月額9,800円からという税理士もいるし

・月額30,000円からという税理士もいます。

もしも顧問料が月額9,800円だったら・・・

ちょっと税理士の仕事をザックリまとめます。

・定期的に帳簿をチェック、数字の報告

・その中で経営や税金についての相談に応える

・決算書を作成、税金を計算する

例えば月1回訪問という形態なら、1回訪問につき例えば4時間かかるとして、時間単価はこうなります。

9,800円÷4時間=2,450円

1年間の売上に引き直すとこうなります。

2,450円×(1日/8時間)×(1か月/22日)×(1年/12か月)=5,174,400円

つまり、1日8時間で平日フルに働いて520万円の売上にしかなりません。

もちろん他の雑務もあるので、お客様の仕事ばかりしている訳ではありません。

1/4が雑用としたら400万円程度にしかなりません。

スタッフの給料や社会保険料、事務所経費、車、研修費など、いろいろ経費がかかるんです。なので、正直これの3倍1,200万円くらいは欲しいと業界的には考えていると思います。

つまり税理士が商売として成り立つのは

1か月に4時間かけるのなら、9,800円じゃなく3倍の30,000円。

9,800円を死守するのなら、1か月4時間ではなく1/3の1か月1時間20分。

これをやってさらにうまくスキマ時間も作らずうまくハマって年間1,200万円の売上なんです。

私も実際税理士業をしてるので思うのですが、コレけっこう厳しいです。というか、私は無理です。

もちろん私が知らないだけで、すごくうまくやっている事務所もあるのかも知れませんけどね。

なので、至れり尽くせりのサービスを希望するなら、9,800円では難しい可能性は高いですね。

税理士事務所も国から補助金入ればいいのになぁと思う今日この頃です。

 

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 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
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