「嘘偽りなくまっとうに」が大切な時代に。まじめにやっていきたいという方は是非読んでみてください。
前回のブログで私自身の開業時の昔話を書きました。
そのときに書いたことの中で私が大切に思っていることを書きたいと思います。
まっとうにやりたい
今の時代色んなことがまっとうじゃなかったりします。
税金を払いたくないからわざと過少申告する
残業させているのに残業代を払わない
社会保険を払いたくないからグレーなやり方をする
会社に報告せず個人で仕事を受注する
「ちょっと出来心で」とか「みんなやっていること」「自分だけ真面目にやっても損するだけ」という考えもわからなくはないところです。
でも私は、可能な限りまっとうにやりたいと思っています。
昔とある資格試験を受けていた知人が、「どうもカンニングして合格したらしい」という噂を耳にしました。
「受かってしまえばこっちのもの」
「バレなければ何をしてもいい」
「人に迷惑がかかっている訳ではない」
資格試験なので、結果(合格すること)が重要です。ヤマ勘でも当たれば合格。合格者と不合格者とは、天と地との差になります。それが難しいと言われる試験なら、「なんでもいいから受かりたい」という気持ちはすごくわかります。
まぁ、カンニング事件については確かめたわけでもないですし、噂なので真偽のほどはわかりませんが。
元々その知人とは仲が良かったわけでもなかったのですが、カンニングの噂が流れる前にも「この人軽いな」とか「怪しい」とか、そういう良くない印象はありました。
なので、カンニング事件がある・ないにかかわらず距離を取っていたんですけどね。
でもそのとき思いました。
「自分はまっとうにやりたい」と。
商売は信頼が一番重要
税理士に限らずどの商売でも大切なのが「信頼」です。
賞味期限切れの商品を「わざと」陳列棚に並べてたり、顧客の「足元を見て」値段を上下させたり、そういうのを見ると信頼を無くしそうです。
以前、私の自宅の駐車場に入るところの縁石が邪魔だったので、切り下げようと2つの専門業者さんに相談してみました。
問題となったのが、「縁石は市の持ち物」「切り下げには許可申請が必要でお金がかかる」ということでした。
1つ目に相談した業者さんは、
「市の許可がなくてもみんな勝手に切り下げています。特に問題になったと聞いたことがないですし、その方が費用負担も安いですよ。」と。
2つ目に相談した業者さんは、
「市の許可が必要で○○円かかってしまいます。問題になったら怖いので費用がかかりますが許可を取りましょう。」と。
皆さんはどちらの業者さんを選びますか?
「そりゃ許可とる方に決まっている」という意見が多いかも知れません。ですが、実際にお金を払う立場で「みんなやってます」と言われれば、葛藤してしまう人がいるかも知れませんね。
だからどちらを選んだら良いとか悪いとかは議論しません。
ただ私は迷わず「許可を取ることを勧めた2つ目の業者さん」を選びます。
なぜか、と言われると私の性格がそうだからです。
許可が必要なのは条例?とかで決まっているのだから、違反になってしまいます。
もちろん、無許可でもバレないかも知れませんし、「みんなやっている」「問題になったのが聞いたことが無い」と言うのですからそうなのでしょう。
結局何がいいたいかというと、「私は許可を受ける」ということと、「私も許可を受けることに賛同します」という人と仲良くなりたいということなんです。
税務会計において「まっとうにやる」というのは
私は税理士なので、税務会計の考え方とか、処理方法などにはこだわりがあります。思いつくままに書きたいと思います。
・脱税はしない
・税法で認められている節税はする
・粉飾はしない
・会計基準で認められている方法で良い決算書にすることはできる
・バレなきゃ何しても良いとは思わない
・基本的にバレる前提で考えて危ない橋は渡らない
・グレーな方法は取らない
基本的にはこのような感じでしょうか。
「堅い」と思われることもあるかも知れません。
でも私は「市の許可が必要なことを知っていて、許可を取らない」ということをお客さんにもお勧めしたくないのです。
なぜなら、私がそういう人間だから、ということなのでしょうね。
まとめ
まとめは特にないです!(笑)
「まっとうにやりたい」「真面目にやっていきたい」というお客様に、新陽税理士事務所は親身になってご対応させていただくことを誓いたいと思います。
コメント
この記事の投稿者
吉田匡
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。