新陽税理士事務所に向いているお客様、向かないお客様。一番大切に思っていることは相互の信頼関係。

 

 経営相談・税理士業務, 顧問

こんにちは。税理士の吉田です。

うちの娘が今春からいよいよ小学校入学。40歳のおぢさんからすると、子供には輝かしい未来と希望しかないなぁとしみじみ感じます。

卒園式も入学式もコロナの関係で保護者の参加が1名なのが、父親にとっては少々残念です。(下の子の時はいけるかな?)

今年に入り確定申告時期や業務量多忙に伴い、インターネット・ご紹介に関わらず新規顧客の受け入れを制限させて頂いています。

開業10年目で初めてのことです。

昨年新規のお客様がかなり増え、せっかく弊所を頼って問い合わせ頂いたところ心苦しいのですが、さすがに身も心もボロボロ、スタッフにもこれ以上業務量を増やしたくない思いで、泣く泣く制限しました。

確定申告時期も終わったので、近々新規募集もしていきたいと思っておりますが、現在の状況をお知らせします。

弊所のお客様の理想像(こんな方が弊所に向いています。)

税理士業は属人的なサービスなので、合う・合わないというのはよくあります。

やはり経営に非常に大事な部分を担うパートナー的存在なので、安易に決めてしまわない方が良いと思う。

弊所にはこのような人が向いていると感じています。

真面目な方

一番は真面目な方が良いですね。といっても生真面目、固すぎる、融通が利かないということではありません。(税法、会計処理が融通利かない部分もありますが)

私も真面目だと思っている方も多いと思いますが、職業柄真面目なイメージがあるだけで、いたって普通だと思います。

弊所のお客様は本当の真面目な方が多いなと。おかげさまで仕事がやりやすく感謝しています。

一生懸命仕事をされている方

事業の大きい、小さいは全く問いませんが、まじめに一生懸命仕事されている方が私は好きです。

私たちも一生懸命にお仕事されている方を全力で応援させていただきます。

私たちの指導をしっかりと聞いて改善できる方

こと「お金」に関しては、私たちはプロです。お客様も申告にまつわる「お金」の管理に悩んで、税理士にご依頼くださっていると思います。

お金の管理は想定以上にとても重要。領収書、請求書、納品書etc・・、必要な書類とか、取引の経緯とか、私たちが確認することはとにかく細かい。

お金の管理においては、決して自己流にならず、私たちの指導のもと改善して頂きます。

細かいこともあるかも知れませんが、結局はお客さんご自身に帰ってくることです。

私たちと対等な立場で考えて頂ける方

私は、仕入先だから、お金を払っているんだから、そういう相手だからぞんざいに扱う、というのが嫌いです。

お金を支払って仕事をして頂く方の協力のもと、事業が成り立っている。

お客さんは私たちに顧問料という名のお金を支払います。

お金を払っているんだから、ぞんざいに扱う、無理を通してみる、小間使い、マウントを取るということであれば、「対等な立場」とはほど遠いと思います。

また、私も一応「先生」と呼ばれることも多いですが、偉そうにしたり上からモノを申したりすることは絶対に無いとお約束できます。

逆にこのような方は向いていません

続いて逆パターンです。このような方は向いてない(というか、顧問お断りさせて頂くレベル)と思います。

グレーな経費を入れたがる方

税金の仕組みとしては、所得税、法人税ともに、基本的には「利益×税率」です。

利益が高ければ税金が高いし、低ければ安いという単純明快な構造になっています。

利益は「売上-経費」ですが、売上を故意に低くする方(脱税を除き)はほぼいません。問題は経費です。

税金の支払いを極端に嫌がるあまり、税務上リスクのあるグレーゾーンの経費を入れるのはお勧めしません。

私たちにはたくさんのお客様がおり、

「特定の1社だけグレーな経費を入れる→税務調査で否認→弊所の他のお客様でも同じ処理していると税務署が認識」

という事態になっては、他のお客様にも迷惑がかかります。

といっても、一番の理由は、私自身がグレーな経費が嫌いなだけですが 笑

グレーなものは入れませんが、適正な節税策についてはアドバイスさせて頂いています。

税金の支払いを極端に嫌がる方

税金は計算方法が決められており、私たちもそれに従って計算するしかありません。

所得があって生活ができている以上、税金の支払いというのは避けられません。むしろ税金を払うということは、利益があって良いことと思います。

節税策はアドバイスできますが、納税額を極端に低くしたりゼロにしたりすることはできません。

税金が高く困っている状況もわかりますが、稼いでいる良い状況だから税金が高いのです。

税金を引いた手取り以上のお金で生活しているところに原因があることも多いです。

もっと売上を上げる、役員報酬や生活費を抑えていく、という方向で考えられる方が良いです。

運転資金の関係でお金が無い方は、日本政策金融公庫などの融資支援なども積極的に行っています。

お金の流れを追って、なぜ資金が足りないのか、税金が高く感じるのか、きちんとご説明と改善を練っていきます。

資料のご提供やレスが極端に遅い方

電話に出ない、メールしても返事が来ない、ライン既読スルー、資料が一向にご用意できない等々・・。

本業が忙しいのは理解していますが(私も忙しい身なので)、レスがなくては仕事が完了できません。

相手も事情があることですし多少の遅さは気になりませんが、あまりに遅いとお引き取りをお願いしております。

弊所では、特に確定申告時期などの繁忙期は仕事が遅くなることはありますが、電話・メールの対応に関してはなる早でレスするようしています。

弊所の顧問契約解除事由

その他にも顧問契約書上、弊所から契約解除できる事由を定めています。簡単に記載すると、以下の通りです。

・脱税行為、脱税相談等がある場合(脱税か節税かわからない場合はきちんとご指導いたします。)

・税務会計処理に関する基本的なご指導に従って頂くこと(そんなに無理難題は言いません)

・資料提供が遅い(1か月以上)

・連絡の折り返しが無い場合(1週間以上)

・報酬の支払いが滞る

・その他言動、行動等で信頼関係を持って業務遂行に著しい支障がある場合

そんなに無茶苦茶なことは言っていないと思うのですが、お互いに社会人として取引する以上、最低限の取り決めかと思っています。

まとめ

私たちとお客様との関係は、「対等な立場でお互い信頼し合える関係」が良いと考えています。

お客様も私たちを信頼して頂きたいですし、私もお客様を信頼して仕事をしていきたいと思っています。

弊所の顧問契約書においても、第一条(契約の目的)に以下のことを定めています。

 

第一条 契約の目的

甲及び乙は第2条に定める委任業務について、甲(お客様)の適正な納税義務を履行するために相互に信頼関係を保ち業務を遂行することを目的とする。

 

軽く流してしまいそうな文章ですが、この第一条に私の思いが書かれています。

私はお客様はもちろん、スタッフ、取引先の方との信頼関係を一番に考えています。

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 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
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