【飲食店編】コロナに負けない事業をどう作るか?

こんにちは、税理士のヨッシーです。

飲食店編、コロナに負けない事業をどう作るか?題して、考察をしてみました。

コロナに負けてしまうキーワード

コロナの影響で飲食店は未だ危機的状況にあります。

まず、飲食店のコロナの影響ワードをまとめます。

繁華街

現在「夜の街クラスター」が取り出たされているように、繁華街(札幌では特にすすきの地区)はかなり壊滅的な状態です。

夜の街はどうしても「接待を伴う飲食店(はっきりキャバクラ、ニュークラブ、風俗店などと言って欲しいですが)」が取りだたされています。

どうしても「夜の街」とひとくくりとされてしまうと、飲食店なども影響が出てしまっている状況です。

すすきのに近寄りたくないという方も多いと思います。

3蜜状態

緊急事態宣言が出されたころ、特に「3蜜を回避せよ」ということが大体的に報道されており、これが人々の脳に刷り込まれたと思います。

夜の街全体で考えると、「マスク外す」「大声」「距離が近い」と、どうしても3蜜が回避できないイメージが強い。

人々へのコロナに対する恐怖

2月末あたりから、テレビなどマスコミ報道で毎日コロナ、コロナ。

これだけコロナと騒がれていれば、いつもは風邪やインフルエンザに無頓着な人でもコロナに対する恐怖が出てしまいます。

全く気にしていない人もいますが、気にしている人もかなり多い。これも事実なんです。

コロナに対する恐怖を払拭すること

これらの負の情報を元に対策を考えていくと良いと思います。

3蜜対策の情報発信

席数を話したり、除菌をしたり、仕切りを付けたり、コロナを気にしている店舗では色々対策を取っていると思います。

でもなかなか客足が戻らない・・・。対策しても無意味ではないか・・・。

対策を取っているのは良いと思います。政府の方でも濃厚接触回避(=3蜜回避)と言っているのですから。

問題はその対策がきちんとお客さんに伝わっているかどうかなんです。

・お店のホームページに3蜜対策をきちんと公表しているのか

・具体的にどのように対策しているのか

・一目で見てわかるように写真や動画をアップしているのか

・店員さんの対応はどうなのか

・食べログ、ぐるなびなどのサイトの更新をしてるか

きちんと情報を届けること。サイト以外にも、Facebook、Twitter、インスタなど無料で使えるものもあります。

郊外型・家族連れ

すすきのを中心とする繁華街に行けない、という方も多いと思います。

特に大企業、公務員、お堅い仕事など、個人の意思ではなく、会社の意思によって行動制限されている方も多いはずです。

それを逆手にとり、郊外型・家族連れがキーワードになります。

これだけ自粛が続いたら外に出たい人も多いはず。

事実郊外型のお店、ファミリー向けのお店の方が、繁華街型よりも客足が戻っている感があります。

コロナに対する恐怖のある人はターゲットにしない

コロナに対する人々の感覚は様々です。

人との会話で、宗教・政治はあまりするなと言われていますがこれと同列なんじゃないかと思います。

私もコロナに対する感覚は自分なりに持っていますが、宗教・政治と同列に考えています。

なので、どうしても、コロナが怖くて一切外出しないという方までターゲットにしなくて良いですし、そのような方が来店されなくても嘆く必要もないと思います。

それよりは、来てくれるお客様を大切にすること。

来てくれたお客様がコロナ感染しないように対策をすることが大切なんだと思います。

人々の考えの違いで嫌な思いをすることもあると思いますが、売上を上げていかないと事業主はもちろん、従業員、取引先、その家族まで影響が大きいです。

テイクアウト・お土産のアップセル

これも今はかなり多くの飲食店で新たな試みとして行っています。

テイクアウトやってもそんなに売り上げが伸びないのでは・・?

と思う暇があったらやると良いと思います。やらないよりはマシなのは事実です。

夜の街クラスターの影響で、1次会で帰るという人も多いでしょう。家族にお土産を渡すのを勧めるのも良いと思います。

テイクアウト行っていることもきちんと情報発信し、お土産についてもメニュー表を作り、必ずラストオーダー時などにお客様に提案しましょう。

何度も言いますが、やらないよりはマシだと思います。

事業計画が大事

基本的な考え方としては、まず簡単にやれることをやる方が手っ取り早いし、これまで提供してきたものの延長線上なので、業務のオペレーションなども楽にできると思います。

まず、かかる経費を算定し、目標の売上(損益分岐点売上)を算出しましょう。

損益分岐点売上を超えれば、その分利益にダイレクトに繋がります。

特に大掛かりな設備投資をする場合は、必ず計画を作っておいた方が良いでしょう。見切り発車で行い、こんなはずではなかった…ということにならないように。

ただ、そもそも飲食店のみの売り上げで今後大丈夫なのかどうか、新事業や業態変更など、思い切った変革をすることも検討しなくてはいけないと思います。

当事務所のコロナ対策

コロナ対策をお客様に伝わるように、と書いたのですが、うちの事務所も全然伝えられていなかったです。(これは反省・・)

ということで、事務所で行っているコロナ感染防止策をご紹介します。

応接室の除菌、透明アクリル板

応接室のテーブルは、朝、お客様が帰られた後に高濃度のアルコール液で除菌しています。

飛沫感染防止の透明アクリル板も設置しています。(刑務所みたい・・・と言われますが 笑)

入口手すりの除菌、手指用消毒液の設置

お客様が帰られるごとに、入り口手すりの除菌を行っています。(手にウィルスが付着して感染する可能性を防止します。)

また、手指用消毒液の設置で、お客様ご自身の手指消毒を推奨しています。

職員のマスク着用、帰社時の手洗い・うがい

職員にはマスクを着用しています。仮にマスクをし忘れて出勤しても、事務所用の予備マスクがあるので安心です。

また、特に外勤のある監査担当者については、外出先から事務所に戻ってきた際に手洗い、うがい薬によるうがいを行っています。

風邪と同様、手洗いうがいが最大の防止策ですね。

これらの対策については近々公式ホームページにも掲載しようと思います。

まとめ

コロナ感染防止対策は当然として、その告知・情報発信をお客様に伝わるように行うこと。

テイクアウト、アップセルなど、既存売上にプラスできるものを考えること。

やらないよりはやった方がマシ。

新事業、業態変更などの大きな変革が必要かも。

ということで、今日もマスク着用でお客様に貢献できるよう頑張ります!

 

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 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
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