みんな知ってる損益計算書から見る経営にとって一番大切なもの。

 

 経営相談・税理士業務

札幌の税理士よっしーこと吉田です。

財務諸表って呼ばれるもので一番有名なものとして、貸借対照表と損益計算書があります。

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(↑↑実在していない会社です。)

貸借対照表はよくわからんけど、損益計算書ならわかる!

っていう人は多いですよね。

そうです。損益計算書って「どれだけ儲かったの?」がわかるものなので非常にわかりやすいんです。

主に、

売上

売上原価(仕入れ)

販売管理費

営業外収益・費用

特別利益・損失

法人税等

そして最後に当期純利益

売上から順番に収入や費用を差し引いていって、最後に残ったのが「利益」となるわけです。

経営にとって一番大切なのもは損益計算書にある?

損益計算書の一番上って何でしょう。

当たり前ですが「売上」です。売り上げが無ければ利益はほぼ間違いなくマイナスになる訳です。

ということは売り上げが一番大事なの?

でもさ、売上原価(仕入れ)が無いとそもそも売上作れないじゃん。

ということは仕入れが一番大事なの?

いやいや、売り上げを作るのは人なんだから、給与とか広告費とかがある販管費(販売費及び一般管理費)が大事でしょ。

ということは販管費が一番大事なの?

なかなか難しい問題ですね・・・。

だって、

・販売力が無いと売り上げは上がらない。

・良い商品(仕入れ)がないと売り上げは上がらない。

・良い人材や広告(販管費)がないと売り上げがあがらない。

これってどれも正解だと思います。

結局何が言いたいかというと、

大切にしているものって会社によってバラバラなんです。

私はこれまで100社を超える企業を見てきたからわかるんですが、同じ業種でも同じやり方をしているところはないっていうこと。

販売力(売上)を大切にしている会社もあれば、良い商品探し(仕入れ)に力を注いでる会社もあるし、良い人材を先行して雇っている会社もあります。

でも確実に言えることは、

どれかがうまくいくと、その会社はかなり利益があがります。

ぶっちゃけ販売力がすごくて内部がボロボロでも利益はあがります。

圧倒的な商品力だけで売り上げを伸ばし利益をあげれます。

あくまで私の私見ですが、利益を上げる要素は、損益計算書のどれかを圧倒的にすればいいんです。

でも、一番間違いないのは、人なんじゃないかと思います。

販売力、商品力は社長一人が頑張れば、中小企業の場合はそこそこできて稼げてしまうんです。

だからこれが落とし穴。

なまじ社長がそこそこできてしまうから規模が大きくなると回らなくなる。

でも事業がうまくいくと利益はあるんで、全然それでもいいんですよね。

もし、もっともっと事業を大きくしたいとか、そういう野望を持った方なら良い優秀な人材が必要なんですね。

もう社長一人でなんとかできるキャパではないのですから。

だからお金をかけるとしたら人にかけるべきなんだと思います。

ってことで、損益計算書で一番重要な科目は、「給料手当」でした!(完全なる私見です!!)

でも、お金だけじゃなくてフォローしたり、陰で見守らなくてはいけませんけどね。

 

よっしーの独り言。

売上は社長が作るものじゃなくて、みんなで作るもの。

以上です!

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 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
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