母ism

 

 よっしーの日常

こんにちは。札幌の税理士よっしーこと吉田です。

昨年末くらいに立て続けに葬儀に参列してきました。ご遺族にとっても人生の分岐点だと思います。

私の母も7年前、2011年に病気で亡くしました。私が30歳の年、母が58歳でした。

父もいなく葬儀は兄と私で手配しました。(というか連絡とかの準備はほとんど自分。笑)ほんとにあっという間に葬儀が終わった感じがしました。

葬儀のことではなく、これから自分自身がどう生きるか?ということを本当に考えさせられた出来事でした。

自戒の念も込めてブログに書きます。

人の命は永遠じゃない

これは本当に痛感しました。普段何気ない日常生活に突然終止符が打たれます。

今あるものは全て有限。お客さん、一緒に働いているみんな、提携先の方々、いつかは取引が終わったり、退職したり、担当が変わったり、自分が廃業したり、いつかは終わりがきます。

今普通にあるものは、全て限りのあるものです。

限りのあることだから、どうせなら笑っていたいし、笑わせてあげたい。いがみあうのではなく、気持ちが通じ合ってお互いに幸せになりたい。

そう考えると日常で少し腹が立ったり、面白くなかったりすることは、相当ちっぽけなことに思えてしまいます。

人を批判するだけじゃなく、どうしたらわかってもらえるのか。その人のために何をしてあげられるのか。そうやって前向きに考えた方がいいじゃない。

人生80年と考えると私はあと43年。母が亡くなった年齢から考えるとあと21年。自分の命がいつ尽きるかは誰にもわからないからこれも不確定です。もしかしたら今日までの命かも知れません。

限りのある命を不毛に消費したくない。自分のやりたいことをしたいし、一緒にいて楽しかったり安らぐ人たちと付き合いたいと思っています。

身辺整理は死ぬ前にするものと思いがちですがそうではないと思います。

今周りにいる人、今やっていること、日々整理すべきと思っています。整理してみると、「なんか必要ないじゃん!」ということがたくさん出てきます。毎日毎日が身辺整理なんですね。

なので、私の断捨離がすごい(って自分で言うなって 笑)といわれる所以はそこにあるのかも。だって、いらないんですもん。

確かに今日死んじゃったら遺された者はかわいそうだと思いますが、生命保険もしっかり入ってるし、人並な生活はできると思います。生命保険をきちんと入ることも身辺整理なんだと思います。

その結果かどうかわかりませんが、学生時代の友達が非常に少ないです(笑)。

逆にお友達といっては失礼かも知れませんが、こんな自分を全面的に信頼してくださっているお客さんや事務所のみんな、提携先の皆さんはたくさんいます。本当にありがたいです。一生大切にしていきたいと思います。

それぞれ境遇は違う

人と話してて、「両親どうしてるの?」とか、「年末年始はご両親のいる実家に?」という話になることも多いです。

嘘をつくのもアレなので正直に答えると、話を聞いた側は地雷を踏んだかのような申し訳なさそうな反応をされます。

でも私は全く気にしていないし、逆に暗い話になって私が申し訳なく思っています。

母が亡くなった時私は30歳でしたが、その時は特にご両親がご健在という方が私の周りではほとんどでした。

でも、同じ境遇じゃなかったら分かり合えないかとか、ねぎらいの言葉をかけられないかというと、そうでもないと思っています。

要はただ声をかけるだけじゃなくて、心がこもっているのかどうかだと思います。

私も職業柄色々な境遇の人と出会います。多額の税金で困っている人、養育費の支払いをするのに一生懸命働いている人、資金繰りで困っている人。

自分の税理士としての経験と能力を使って助けられる面もありますが、どうすることもできないことも多々あります。

その時にはきちんと相手の気持ちになって考え、心を込めて言葉にすることを心掛けています。心掛けるというよりかは自然とそうなっている感じがします。心は失わないようにね。

人生の分岐点

大切な人を失うことは遺族にとっても人生の分岐点だと思います。大切な何かに気付く時かも知れません。

もちろん悲しいことだけど、後ろを向いていたら面白くないです。そんなことうちの母も望んじゃいないと勝手に思っています。

ああしてやれば良かった、こうしてやれば良かったと後悔の念はあるけど、これから自分の家族に向ければいいんじゃないかと。

最期の息を引き取るときにそばにいて、とっても悲しかったし、あの時のことを思い出すと涙出そうになるけど、最期に立ち合えて本当に良かった。

母からたくさんのことを学びました。多少雑な面はあったけど、女手一つで2人兄弟を育て、すごくしっかりした母でした。自分自身親になった今、母の凄さが身に染みてわかります。

そんな母ismが自分の中に間違いなくあります。母に胸を張れるよう、真っ当に、真面目に、残りの人生を楽しみたいと思います!

でもさ、子供を見てるとやっぱり母親って特別だね。

ご両親を大切に。

以上です。

↓母と知床にて。多分自分が20歳くらいかな?若い!(笑)

コメント

コメント

 この記事の投稿者

吉田匡

1980年(昭和55年)生まれ、新陽税理士事務所、代表税理士。
2012年(平成24年)に開業、ホームページ・ブログを見てご依頼頂くことがほとんどです。
経営者・個人事業主・創業準備中の方向けに、税金や経営に関すること(たまにプライベートも)を発信しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ